gravity (ゼログラビティ) [映画みましょ]
宇宙もの2つみました。
ゼログラビティとかぐや姫
後者は宇宙ものじゃないかもしれないけれど、ま、一応、月の人だし彼女は^^;
まず、点数
ゼログラビティ
9.5/10点
かぐや姫
7.5/10点
以下、ネタバレ
***
ゼログラビティ
・たまたま昨年プラネテス(幸村誠)を読んでいたので、デブリだの、ケスラーシンドロームだのを知っており、話が非常にわかりやすかった。
・とても長く感じる90分。体感120分ぐらい。とても緊張した。途中、全く飲み物飲まず(こういうのも珍しい)。
・実時間は3時間ぐらいしか経過していないのね、これ。
・映像が素晴らしくきれい。映画館で見るべき。帰ってからiPadで予告編を見直したら、まあ、しょぼいことしょぼいこと。あまりのしょぼさに呆然とした。3Dでなくても問題無し(まあ、自分は3Dが嫌いなので)。
・めちゃくちゃ真面目に作ってある。それがよくわかる。
・ジョージクルーニーが格好良すぎ^^。しかし、ああいうの(おちゃらけ要素を含めて・もちろん瞬時の正しい判断能力ありき)は飛行士に必要な素質なんやろうな。
ソユーズの窓に張り付いたときは、おおっ!、と驚いたけれど^^
・最後、中国の船で帰還したのは、衛星爆破という愚行を現実に実行した中国(アメリカも昔やったらしいが)への嫌味
・デブリだらけになって、宇宙への窓が閉ざされてしまうのは嫌
・こんなに宇宙に行きたい(観光客ではなく、サンドラブロックと同じミッションスペシャリストの立場として)と思ったことはなかった。
まあ、年齢が無理だけど^^;
うちの奥さんは「絶対行きたくない」と思ったらしいので、そこは人それぞれ。
・タイトルは「ゼログラビティ」ではなく、やはり原題通り、「グラビティ」とするべきでは??
最後のシーンの意味ないやん。ゼログラビティやと
あと、人と人とのつながりという「グラビティ」が消えてしまっている。
人と人とのつながりにグラビティが使えるかについては、enigmaに"gravity of love"という曲があるので、使えると勝手に思っている。
・音楽が非常に秀逸。ラストシーンは涙もの。
12/28追記
・IMAX3Dでもう一回見ました^^
あまりにも映像が美しくて驚く。3D映画の何が嫌いって、おしつけがましい焦点位置と輪郭線だけれども、この映画は冒頭のエクスプローラーの接近シーン以外、ほぼそれを感じさせなかった。
特に、地球に帰還後の水面の美しさといったら、へー、3Dってこういうのならええね、と素直に実感。
サンドラブロックもまるでそこに実際にいるように見える。
もっとも予告編のスパイダーマン3Dは不自然な焦点位置と輪郭線感じまくりで、観るに耐えるもんじゃなかったところをみると、やはり普通の映画では平面にしておくのが正解。
この映画はIMAX3Dがとてもおすすめです。
しかし、IMAXのスクリーンってもっとずっと大きくなかったっけ??
なんかただのスクリーン大き目の普通の映画館なんですけど...IMAX箕面。
・軌道間の移動(エクスプローラー→ISS、ISS→天宮withソユーズ)について、あれでいけるのか?と思ってたら、Wikipediaのgravityのページにその辺りの詳しい解説が。
ああ、あそこはフィクションなのね。
そうだよなあ。軌道が低い(400km?)し、要するにエクスプローラーもISSも常に「落ち続けている」わけで(でも、地球が丸いので地面には落ちない。その辺りもgravityというタイトルが示唆しているように思える)、真横に並行している軌道関係じゃないと、加速または減速によって高度が変わっちゃう気が...特に、ソユーズで天宮に行くシーケンス。
ま、でもその辺は実際の宇宙飛行士のみなさんも映画を楽しまれており、NASAの人もこれで宇宙に目を向けてくれる人が増えるといいね、と言ってたようで、実際に観て宇宙に行きたくなったということで、はい、NASAの人の思惑どおり。
・ずっとポップコーン食べながら見てる人がいて、それはそれで凄い。
自分は緊張で水も飲めませんでした^^
特に、大気圏再突入シーン。神舟に変なスピンがかかっちゃってて、ドキドキしたよ。
・神舟はソユーズと同じく、陸地に軟着陸する設計なんですかね?
次、かぐや姫
・特筆すべきは月人のお迎え。
悲惨なシーン(記憶は消されるわ、意志は無視されるわ、魂の抜けた人形みたいにされるわ)に響き渡る「明るい」音楽。悲惨なシーンに明るい音楽は鉄板の組み合わせ。
市川春子の宝石の国を思い出すも、きちんと元ネタ(阿弥陀二十五菩薩来迎図)があるのね、これ。
・しかし、悲しい話。
人の世の、ある側面の真実そのもの。
人は自分の見たいものを見る。本当に大切なものは見えない。月人も同じ。
・月人の方が科学技術が進んでいるらしい^^;
おまけでenigmaのgravity of love
ゼログラビティとかぐや姫
後者は宇宙ものじゃないかもしれないけれど、ま、一応、月の人だし彼女は^^;
まず、点数
ゼログラビティ
9.5/10点
かぐや姫
7.5/10点
以下、ネタバレ
***
ゼログラビティ
・たまたま昨年プラネテス(幸村誠)を読んでいたので、デブリだの、ケスラーシンドロームだのを知っており、話が非常にわかりやすかった。
・とても長く感じる90分。体感120分ぐらい。とても緊張した。途中、全く飲み物飲まず(こういうのも珍しい)。
・実時間は3時間ぐらいしか経過していないのね、これ。
・映像が素晴らしくきれい。映画館で見るべき。帰ってからiPadで予告編を見直したら、まあ、しょぼいことしょぼいこと。あまりのしょぼさに呆然とした。3Dでなくても問題無し(まあ、自分は3Dが嫌いなので)。
・めちゃくちゃ真面目に作ってある。それがよくわかる。
・ジョージクルーニーが格好良すぎ^^。しかし、ああいうの(おちゃらけ要素を含めて・もちろん瞬時の正しい判断能力ありき)は飛行士に必要な素質なんやろうな。
ソユーズの窓に張り付いたときは、おおっ!、と驚いたけれど^^
・最後、中国の船で帰還したのは、衛星爆破という愚行を現実に実行した中国(アメリカも昔やったらしいが)への嫌味
・デブリだらけになって、宇宙への窓が閉ざされてしまうのは嫌
・こんなに宇宙に行きたい(観光客ではなく、サンドラブロックと同じミッションスペシャリストの立場として)と思ったことはなかった。
まあ、年齢が無理だけど^^;
うちの奥さんは「絶対行きたくない」と思ったらしいので、そこは人それぞれ。
・タイトルは「ゼログラビティ」ではなく、やはり原題通り、「グラビティ」とするべきでは??
最後のシーンの意味ないやん。ゼログラビティやと
あと、人と人とのつながりという「グラビティ」が消えてしまっている。
人と人とのつながりにグラビティが使えるかについては、enigmaに"gravity of love"という曲があるので、使えると勝手に思っている。
・音楽が非常に秀逸。ラストシーンは涙もの。
12/28追記
・IMAX3Dでもう一回見ました^^
あまりにも映像が美しくて驚く。3D映画の何が嫌いって、おしつけがましい焦点位置と輪郭線だけれども、この映画は冒頭のエクスプローラーの接近シーン以外、ほぼそれを感じさせなかった。
特に、地球に帰還後の水面の美しさといったら、へー、3Dってこういうのならええね、と素直に実感。
サンドラブロックもまるでそこに実際にいるように見える。
もっとも予告編のスパイダーマン3Dは不自然な焦点位置と輪郭線感じまくりで、観るに耐えるもんじゃなかったところをみると、やはり普通の映画では平面にしておくのが正解。
この映画はIMAX3Dがとてもおすすめです。
しかし、IMAXのスクリーンってもっとずっと大きくなかったっけ??
なんかただのスクリーン大き目の普通の映画館なんですけど...IMAX箕面。
・軌道間の移動(エクスプローラー→ISS、ISS→天宮withソユーズ)について、あれでいけるのか?と思ってたら、Wikipediaのgravityのページにその辺りの詳しい解説が。
ああ、あそこはフィクションなのね。
そうだよなあ。軌道が低い(400km?)し、要するにエクスプローラーもISSも常に「落ち続けている」わけで(でも、地球が丸いので地面には落ちない。その辺りもgravityというタイトルが示唆しているように思える)、真横に並行している軌道関係じゃないと、加速または減速によって高度が変わっちゃう気が...特に、ソユーズで天宮に行くシーケンス。
ま、でもその辺は実際の宇宙飛行士のみなさんも映画を楽しまれており、NASAの人もこれで宇宙に目を向けてくれる人が増えるといいね、と言ってたようで、実際に観て宇宙に行きたくなったということで、はい、NASAの人の思惑どおり。
・ずっとポップコーン食べながら見てる人がいて、それはそれで凄い。
自分は緊張で水も飲めませんでした^^
特に、大気圏再突入シーン。神舟に変なスピンがかかっちゃってて、ドキドキしたよ。
・神舟はソユーズと同じく、陸地に軟着陸する設計なんですかね?
次、かぐや姫
・特筆すべきは月人のお迎え。
悲惨なシーン(記憶は消されるわ、意志は無視されるわ、魂の抜けた人形みたいにされるわ)に響き渡る「明るい」音楽。悲惨なシーンに明るい音楽は鉄板の組み合わせ。
市川春子の宝石の国を思い出すも、きちんと元ネタ(阿弥陀二十五菩薩来迎図)があるのね、これ。
・しかし、悲しい話。
人の世の、ある側面の真実そのもの。
人は自分の見たいものを見る。本当に大切なものは見えない。月人も同じ。
・月人の方が科学技術が進んでいるらしい^^;
おまけでenigmaのgravity of love
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