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プリンセストヨトミ [映画みましょ]

んっと

3点/10点満点


しっかし、よくここまで原作を劣化させたものだ、というのが正直な感想...

さすがフジテレビというかなんというか...


以下、ネタバレありのため




あきれるところが多いので、要点だけをまとめると

・原作の世界を全く分かっていない脚本、演出
 特に酷いと思ったのは、「大阪全停止」によって街から完全に人がいなくなってしまったこと。どう考えてもおかしいだろ、それ(ちなみに、兵庫や京都の人間は、どうやらあの世界には存在しないらしい)。
 原作の世界では、男女の性別に一定のルールがあると思うんだけれども、そもそも綾瀬はるかを出演させたかったからか、旭と鳥居の性別が逆転している段階で、既に物語が破綻。原作のラストにつながる世界観が全く表現されず(第一、旭って「朝日姫」に対応してるのでは?)

 街から完全に人がいなくなることについても、なんかそういう状態の南海難波駅とか、いわゆる大阪的な場所を見せたかったからだけとしか思えん。テレビのニュースで「異常な状態」を放送してやがるしさ。

 そして最大の問題は、松平がなんで会計検査院の検査官なのか、松平がなんで結局は「大阪国なんて知らない」と言ったのかについて、映画ではさっぱり理解できないこと。
本当にまじめに作ってんのか、これ。

・東日本の人間から見た「大阪」の過剰な演出
 妙ちくりんで不自然な関西弁はともかく、要所要所のマークをみんな瓢箪にしやがったな、こら。
 あ〜あ、もう。ほんまに全てをぶち壊しや。

・空堀商店街と蜂須加興業の位置関係がむちゃくちゃ。
 茶子が自転車をかっ飛ばして京阪電車と併走し、空中庭園を見ながらやっとこたどり着いた場所、鳥居が相互タクシーで駆けつけた場所に、蜂須加の息子は携帯をちんたら使いながら、だらだら歩いてたどりついとる。そもそも、なんで空中庭園?

・江守徹の漆原教授って、動物のお医者さんかよ...

・新幹線が逆走しとるがな。


とはいえ、好きだったところ

  →玉木宏のたこ焼き屋

 以上、ふんっ!


余談

世界観以外の一番の違和感は、大輔君のキャラクターで、果たしてあれはなんでああいうキャラクターになってんのかがよくわからない。

身近に性同一性障害の人がいないので、本当のところはよくわからないんだけど、テレビに出てくる「オネエ系」キャラっぽくなってるのはあれでいいのか??

大輔君は、自分が女性だと思ってるわけですよね。
そういう人は、商売としてそうしている人は別として(違ってたらゴメン)、普通の女性と同じ挙動をするのではないんでしょうか。で、普通の女性は、「オネエ系」キャラみたいではないですよね、当然。

なんていうか、原作を読んでも「オネエ系」キャラは大輔君からは全く感じられず、そういうところも原作の世界観を形作っていたように思うのですが、映画ではなんでああなっちゃったんだろう。
笑いをとりにいってるわけでもなし。

なんかむちゃくちゃや。
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