緋連雀 [夢]
うちの奥さんと手をつないで夜の道を歩いていた。
私が右 彼女が左
どうやらそこは住宅街らしく、道の両側には途切れることなく小さな家が並んでいた。
道に面してすぐに玄関があるような下町の細い道である。
小型車がなんとかすれ違えるぐらいの道幅
何時ごろだろうか?
立ち並ぶ家々は真っ暗で、ひっそりと静まり返っている。
人けの無い道を歩いていく。
曇っていてはっきり見えないが、どうやら月が出ているらしく真っ暗闇ではなかった。
空は微かに明るみを帯びていて、その影になった木々が見える。
すると、ちょうど十間ばかり向こうの空を横切る電線に、赤い鳥が向こうを向いてとまっているのが見えた。
ヒレンジャクだ。
すると彼は、その赤い尾から微かに光る鱗粉をまきながら、夜空に向けて飛び立った。
彼の跡から様々な色をした小さな光が、静かに降りしきる。
辺りがほんのわずかに明るくなる。
そう、夜はその全てもが暗闇ではないのだった
私が右 彼女が左
どうやらそこは住宅街らしく、道の両側には途切れることなく小さな家が並んでいた。
道に面してすぐに玄関があるような下町の細い道である。
小型車がなんとかすれ違えるぐらいの道幅
何時ごろだろうか?
立ち並ぶ家々は真っ暗で、ひっそりと静まり返っている。
人けの無い道を歩いていく。
曇っていてはっきり見えないが、どうやら月が出ているらしく真っ暗闇ではなかった。
空は微かに明るみを帯びていて、その影になった木々が見える。
すると、ちょうど十間ばかり向こうの空を横切る電線に、赤い鳥が向こうを向いてとまっているのが見えた。
ヒレンジャクだ。
すると彼は、その赤い尾から微かに光る鱗粉をまきながら、夜空に向けて飛び立った。
彼の跡から様々な色をした小さな光が、静かに降りしきる。
辺りがほんのわずかに明るくなる。
そう、夜はその全てもが暗闇ではないのだった
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